「ファイナンシャルプランナー」×「ライフハッカー」の実践する節約・時短術

車の維持費は年間いくら?節約出来るものと、出来ないものとは?

「車の維持費って高そうだけど、年間いくらだろう?」

「維持費を把握して、安くできるものは安くしたい」

こんな風に考えたことは、ありませんか?

車を所有していると、たくさんの維持費が掛かっかてるイメージがありますよね。

そのイメージ通り具体的な数字にすると結構な額です。

そこで、今回は車の維持費の目安とその詳しい中身、節約方法までを紹介していきます。

渾身の力を込めて執筆したため相当なボリュームですが、各項目から目次に戻ってこられるようなページ設計しています。


※この記事は2022年7月に執筆したものになります。記事中にでてくる税金の金額などは2022年7月現在のものです。

車の年間の維持費は?月平均は?

車の維持費は車の種類ごとによって異なります。

色々調べたところ、種類ごとによる維持費は下記のような結果でした。

種類軽自動車コンパクトカーミニバン
車種例N-BOX
ムーヴ
ワゴンR
アクア
ノート
フィット
アルファード
フリード
ヴォクシー
年間
維持費
(目安)
281,673円

380,688円
(平均340,524円)
321,456円

439,036円
(平均392,285円)
449,050円

511,877円
(平均489,384円)
月平均
(目安)
23,473円

31,724円
(平均28,377円)
26,788円

36,586円
(平均32,691円)
37,420円

42,656円
(平均40,782円)

金額に幅があるのは、個人差があるためです。

維持費には、燃費や車体重量はもちろん、加入する保険の内容、使用頻度や走り方まで様々な要素が絡むため個人差が生まれます。

そのため、「軽自動車は○○○○○円」というような一律に断定的な表現ができません。

ですから、1つの目安としてお考えください。

それにしても、改めて数字で見ると維持費ってすごい掛かってますよね。

仮に一番維持費の安い軽自動車を10年所有しても約340万円です(※平均の費用で計算)。

さらに、20年なら約780万円、30年なら約1,020万円です。

この他に車両本体の費用も掛かるので、車を生涯走らせるための費用は・・・考えたくないですね(笑)。

そんな維持費ですが、なるべく少なくできるよう、次の項目から維持費の中身や節約する具体的な方法について解説していきたいと思います。

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維持費の中身

維持費と一口に言っても色々ありますが、大きく分けると次の4つになります。

  1. 税金
  2. 保険料
  3. 整備費
  4. その他の費用(走行に必要な費用)

さらに、その4つを細かく分類すると以下になります。

税金自動車税
軽自動車税
重量税
保険自賠責保険
任意保険
整備費車検代
消耗品
(タイヤ代など)
その他の
費用
ガソリン代
駐車場代
高速代

それぞれ具体的に1つずつ見ていきましょう。

■ 自動車税・軽自動車税
毎年5月頃に支払う税金。

普通自動車なら「自動車税」、軽自動車なら「軽自動車税」になります。

金額は、排気量と購入した時期によって以下のようになっています。

排気量購入時期
〜2019年
9月30日
2019年
10月1日〜
661cc〜1000cc29,500円25,000円
1001cc〜1500cc34,500円30,500円
1501cc〜2000cc39,500円36,000円
2001cc〜2500cc45,000円43,500円
2501cc〜3000cc51,000円50,000円
3001cc〜3500cc58,000円57,000円
3501cc〜4000cc66,500円65,500円
4001cc〜4500cc76,500円75,500円
4501cc〜6000cc88,000円87,000円
6001cc〜111,000円110,000円

軽自動車は、一律660ccで10,800円です。

また、ハイブリッドなどの一部車種を除き新規登録(初めて車を登録した年)から13年を超えると高くなります。

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■ 重量税
その名の通り車の重量に対して課税される税金で車検毎に支払います。

重量税の特徴は次の通りです。

  • 車検毎の支払いになるため納税額は2年分
  • 0.5トンごとに金額が高くなる
  • 新規登録から13年を超えると高くなる
  • 軽自動車は新規登録から13年未満であれば一律6,600円(2年分)
  • 電気自動車やハイブリット車・燃費性能の高い「エコカー」は安い

ご自身の重量税が気になる方は、普通自動車なら国土交通省の「次回自動車重量税額紹介サービス」、軽自動車なら軽自動車検査協会の「次回自動車重量税額紹介」をご覧いただくと、燃費基準など細かいことが分からなくても正確な金額を簡単に知ることができます。

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■ 自賠責保険

法律により加入が義務付けられている強制加入の保険で基本的に車検毎に支払います。

正式名称が「自動車損害賠償責任保険」と言い、その名の通り「損害を受けた被害者を救済する制度」です。

そのため補償の対象は人(被害者)であり、物損事故は対象になりません。

その他の特徴は以下の通りです。

  • 保険料は車両別に全国一律
  • 保険料は毎年1月に決まる
  • 未加入で公道を運転した場合、免許停止と懲役または罰金が科されます

令和4年度の自賠責保険料は以下の通りです。

普通自動車軽自動車
24ヵ月20,010円19,730円
1年あたり10,005円9,865円

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■ 任意保険

先ほどの自賠責保険とは異なり、自分の意志で加入する保険で一般的に自動車保険と呼ばれています。

加入する義務はありませんが、自賠責保険では補償が十分ではないため多くのドライバーが加入しています。

任意保険では、補償の対象が被害者以外の人や物に広がり、補償額も手厚くなります。

任意保険の基本項目は以下の通りです。

基本
項目
内容
対人
賠償
他人を死傷させた場合の損害を補償
対物
賠償
他人の財産に対する損害を補償
人身
傷害
搭乗者が死傷した場合に
「実際の損害額」で補償
搭乗者
傷害
搭乗者が死傷した場合に
「定額」で補償
自損
事故
相手のいない単独事故で
死傷した場合の補償
無保険
車傷害
事故相手が無保険の場合のための補償
車両
保険
自分の車に起きた損害に対する補償

尚、人身傷害は契約車以外の運転中や歩行中、自転車走行中など、自動車事故全般をカバーしているものもあります。

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■ 車検代

正式には「自動車検査登録制度」と言い、略して「車検」です。

車検は、公道を走る車が国が定めた「安全」と「環境」の基準を満たしているかを検査する制度です。

公道を走る全ての車に義務付けられていて、受けずに公道を走ると免停などの重い罰則があります。

新車購入後は3年目に、それ以降は2年毎に受ける必要があります。

車検代を大きく分けると次の3つです。

法定
費用
「自動車重量税」
「自賠責保険料」
「印紙代」決められた費用で
業者による差はありません。
車検基本
費用
「点検費用」
「整備費用」
「車検代行手数料」
業者によって金額が異なります。
部品交換
費用
消耗品や劣化・故障した部品を
交換するための費用
(タイヤ・バッテリーetc)業者・車の状態によって
金額が異なります。

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■ 消耗品

車を所有していると定期的に交換が必要になるパーツやオイル。

代表的なものに以下のようなものがあります。

  • エンジンオイル
  • オイルフィルター
  • バッテリー
  • タイヤ
  • ブレーキパッド
  • ワイパー

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■ ガソリン代、駐車場代、高速代

車を走らせるには「ガソリン」、電気自動車であれば「電気」が必要です。

いずれも走行距離や燃費性能によって金額は大きく変わります。

自宅に駐車スペースが確保できない場合は別途駐車場代も必要です。金額は土地の価格によるため地域差があります。

また、遠距離の移動時間を短くするには「高速代」も掛かります。

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節約できるもの・できないもの

では、車の維持費で節約できるものは、どんなものなのか?

節約できるもの、できないものを一覧にしてみました。

 項目節約の可否
税金自動車税
軽自動車税
重量税
保険自賠責保険
任意保険
整備費車検代
(一部可)
消耗品
(タイヤ代など)
その他の費用ガソリン代
高速料金
駐車場代

ご覧の通り税金や自賠責保険など、法的に決められた費用は節約することはできません。

もし、今より安くしたいなら、車を買い換えるしかありません。

一方、法的に決められていないものは節約することが可能です。

そこで、次の項目では節約方法について具体的に解説していきたいと思います。

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節約方法

では、以下の項目にていて具体的な節約方法を1つずつ見ていきたいと思います。

  1. 任意保険
  2. 車検代
  3. 消耗品
  4. ガソリン代
  5. 駐車場代
  6. 高速代

■ 任意保険

任意保険を節約する方法は2つ。

「補償内容を見直すこと」
「保険会社を見直すこと」です。

 

補償内容の見直し

補償内容の見直しで補償を下げるのは心配という方も多いのではないでしょうか?

そんな方も、次の3つは比較的容易に見直せます。

  1. 運転者の見直し
  2. 車両保険の見直し
  3. 申し込み方法の見直し

① 運転者の見直し

運転する人を限定したり、運転する人の年齢条件を変更することで保険料が安くなります。

運転者の区分は各保険会社によってまちまちですが、一般的に以下のように分けられていることが多いです。

運転する人年齢条件
本人限定35歳以上
(30歳以上の保険会社もある)
本人・配偶者限定26歳以上
家族限定21歳以上
限定なし全年齢

当然上に行けば行くほど安くなります。

割引率は保険会社ごとに異なりますが、目安はそれぞれ以下のようになります。

運転する人割引率
本人限定7〜8%
本人・配偶者限定6〜7%
家族限定1%
限定なし0%

 

年齢条件割引率
35歳以上約75%
30歳以上約70〜75%
26歳以上約60〜70%
21歳以上約35〜60%
全年齢0%

ご覧の通り年齢条件による割引率は、とても高いです。

実際に、ある保険会社のホームページ上で紹介されている保険料例を見てみると

年齢条件年間保険料
35歳以上22,170円
26歳以上22,260円
21歳以上32,730円
全年齢66,330円

ご覧の通り年齢制限でここまで違います。

もし、21歳未満の運転者がいないのであれば、早急に変更しましょう。

基本的には、更新時に限らず変更手続きは可能です。

もちろん、運転者の見直しも更新時以外でも変更可能です。

 

②車両保険の見直し

車両保険を安くする方法は次の3つです。

  • 免責金額の見直し
  • エコノミー型にする
  • 車両保険をやめる

免責金額とは、車の修理代のうち自己負担しなくてはいけない金額のことです。

例えば、免責金額10万円の契約で修理代が30万円だった場合、保険金20万円は受け取れますが、残りの10万円の修理代は自己負担ということになります。

当然、免責金額を高く設定すれば、その分保険料は安くなります。

高額な修理にだけ対応できれば良いとお考えの方は高い金額に設定すると良いでしょう。

また、保険会社によって名称は異なりますが、車両保険は「一般型」と「エコノミー型」に分けられていることが多いです。

エコノミー型は、その名の通り保険料が割安です。

ただし、補償の範囲が一般型と比べ限定的で、単独事故や当て逃げなどが補償されないことが多いです。

補償範囲が狭くなっても良いとお考えなら、検討してみても良いでしょう。

そして、節約効果が一番高いのは、車両保険をやめてしまうことです。

車両保険が必要かどうか考える上で、基準になるのが自分の車の市場価格です。

車両保険で支払われる保険金の上限は、車の市場価格です。

車の価格以上に保険金が支払われることはありません。

特に初年度登録から10年を超える車は、基本的には価値が下がってしまっているため、十分な保険金額をつけられないことが多いです。

十分な保険金額がないと、「修理費用は50万円なのに保険金の支払いは20万円だけ」という状態になってしまう可能性があります。

自分の車の価値を把握した上で、やめてしまうことも1つの選択肢です。

 

③ 申し込み方法の見直し

保険会社の中には、インターネットで申し込めば同じ補償内容であっても割引きになるところがあります。

新規での申込みはもちろん、更新時継続する場合でも割引が適用される会社もあります。

また、保険料の支払いを月払いではなく、一気に1年分支払ってしまう一括払いを選択することで保険料が安くなります。

 

保険会社の見直し

「補償内容と同時に見直して節約額を大きくしたい方」や「補償内容を変えずに節約したい方」は保険会社の見直しが効果的です。

保険会社の見直しは、一括見積りサイトを利用すると簡単です。

一気に比較できる上に、個人情報や補償の条件を何度も入力する手間が省けます。

利用者が1,000万人を超える老舗サイトの「インズウェブ」なら、簡単な手間で複数の会社の見積りを取り寄せることができます。

運営会社は、東証プライム市場(旧東証一部)に上場する「SBIホールディングス株式会社」です。

僕も利用しましたが、簡単で営業の電話もありませんでした。

気になる節約効果ですが、公式ホームページでは、一括見積りサービスを利用した方の平均節約額は年間36,682円となっています。

必要なものは「車検証」と「自動車保険の保険証」で無料で利用できます。


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■ 車検代

車検代は、の項目でも紹介しましたが、「法定費用」「車検基本費用」「部品交換費用」の3つです。

このうち節約できるのは、車検基本費用と部品交換費用です。

節約するには以下の2つが有効です。

  • 安い車検業者を探す
  • 部品を持ち込む

車検基本費用は、点検料・整備料・車検代行手数料の合計費用のことです。

当然人件費が関わってくるので、業者によって金額が異なります。

一般的に車検が高いとか、安いとか言われるのは、この部分の金額です。

節約するには、安い業者を探すしかありません。

探し方は色々あると思いますが、僕は「グーネットピット」というサイトを利用しています。

グーネットピットとは老舗中古車検索サイト「グーネット」の提供する自動車整備工場検索サイトです。

車検だけじゃなく、整備や修理、持ち込み取り付けなど車のメンテンナンスに関して幅広く利用できる便利なサイトです。

車検時に部品交換費用を安く済ませる方法は、交換部品を自分で持ち込むことです。

車検に出してから交換が必要だと分かる部品もありますが、車検前に自分でも交換が必要な部品がある程度分かるものもあります。

代表的なものは、タイヤ、バッテリー、ワイパーなどです。少し車に詳しい方ならブレーキパッドも判別できると思います。

これらを事前にネットショップやネットフリマ・ネットオークションなどで購入して、車検時に持ち込みます。

具体的な交換部品の探し方については、次の消耗品の項目をご覧ください。

仮に、車検時に交換が必要ないと分かっても、いずれも消耗品の為のちのち使うことになるので無駄になることはないです。

ただし、持ち込みができるかどうかは業者によるので、事前確認は必要です。

>>>(関連記事)タイヤの交換費用が驚くほど安くなる方法【18万円が5万円を切った話】(車の維持費削減)

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■ 消耗品

定期的な交換が必要になる消耗品。

代表的なものに以下のようなものがあります。

  • タイヤ
  • バッテリー
  • エンジンオイル
  • エンジンオイルフィルター
  • ブレーキパッド
  • ワイパー

これらの交換費用を節約する方法は、車検時の部品交換と同様「交換部品を持ち込んで修理する」ことです。

エンジンオイルやエンジンオイルフィルター、ワイパーは、輸入車や高級車以外は持ち込むメリットは大きくないかもしれませんが、タイヤやバッテリー、ブレーキパッドは、交換費用を大きく下げられる可能性があります。

持ち込み修理は以下の流れのように進めるとスムーズです。

STEP1

ネットで交換部品の価格を調査

STEP2

持ち込み可能な修理工場を探す

STEP3

修理工場に「通常の交換費用」と
「交換工賃のみの費用」を確認

STEP4

「通常の交換費用」と
「交換工賃+交換部品代」を比較

STEP5

部品を自分で購入して、持ち込み交換

STEP1

まずは、交換する部品の価格調査です。

僕がよく利用するのは、「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「メルカリ」「ヤフオク!」です。

これらのサイトで欲しい部品と自分の車の型番や車種名を入力して検索します。

例えば、トヨタのアクアでバッテリーを検索する場合「バッテリー アクア トヨタ」などで検索するとヒットします。

 

STEP2

持ち込み可能な修理工場は、先程車検代の項目でも紹介しましたが、「グーネットピット」というサイトを使うと早くて便利です。

現在地や住所から持ち込みできる店だけを抽出して検索可能です。

すでにお世話になっている修理工場があって持ち込み可能なら、そちらにお願いするのが安心ですね。

 

STEP3

STEP2で見つけた修理工場に「通常の交換費用」と「交換工賃のみの費用」を確認します。

持ち込み修理の方が基本的には安いことが多いですが、念の為に通常の交換費用も確認します。

 

STEP4

STEP3で確認した費用に交換部品代を含め、「通常の交換費用」と「交換工賃+交換部品代」で比較。

 

STEP5

納得できる費用であれば、部品を購入して持ち込み交換へ。

より具体的な方法が気になる方は、別記事「タイヤの交換費用が驚くほど安くなる方法【18万円が5万円を切った話】(車の維持費削減)」をご参照ください。

この方法は、消耗品の交換だけでなく、車の板金塗装などの修理にも応用可能です。

例えば自損事故でバンパーに大きなキズができてしまって修理するよりもパンパーを購入して取付交換する方が安い場合があります。

かくいう僕もこの方法で2回パンパーを修理ではなく、持ち込みで交換しています。

車の修理や部品交換が必要になったら、一度試してみてはいかがでしょうか?

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■ ガソリン代

最近のガソリン価格の値上がりは凄まじいものがあります。

毎日車を運転する方は頭を抱えているのではないでしょうか?

ガソリンを安く給油する方法には以下のようなものがあります。

  • アプリを使って安いスタンドで給油
  • コストコで給油する
  • 関連のクレジットカードで給油
  • キーホルダー型の決済ツールを使用する

[アプリを使って安いスタンドを探す]

gogo.gsというスマホアプリを使うと、安いスタンドを見つけるのが簡単です。

実際の画面は以下の通りです。

価格の安い順や今いる場所から近い順に並び替えができるので、とても便利です。

 

[コストコで給油する]

コストコは生活用品だけでなく、ガソリンもしっかり安いです。

頭1つ抜けています。

記事を執筆している7月2日時点のガソリン価格の全国平均は170.8円(先程のアプリgogo.gs内価格)ですが、コストコでは155円〜159円(店舗により異なる)と、圧倒的に安いです。

僕もコストコに行ったら必ず給油しています。

ただし、給油できるのはコストコ会員のみになります。

 

[関連のクレジットカードで給油する]

各ガソリンスタンドで関連のクレジットカードで給油すると、1㍑当りの単価が割引きになります。

具体的には、エネオスであればENEOSカード」、出光なら「出光カード」などです。

特に出光カードの割引は1㍑当り最大10円割引きと強力です。

 

[キーホルダー型のスピード決済ツールを利用する]

ピンと来ない人もいらっしゃると思いますので、百聞は一見にしかず。

↓の画像のようなものです。

「あ〜」って、なる人もいれば、「なにこれ?」の人もいらっしゃると思います。

このアイテムをリーダーにかざすだけで決済ができちゃいます。

suicaで決済するのに近い感覚です。

画像のものは、エネオスで使える「EneKey(エネキー)」というものです。

他のスタンドでも同様のアイテムがあります。

これを利用するだけで1㍑当りの単価が下がります。

さらに、このスピード決済ツールは、クレジットカードと紐付いているので、言わばクレジットカードの分身です。

つまり、紐付いているクレジットカードによって割引があったり、ポイントがもらえたりします。

先程紹介したガソリンスタンドのカードであれば、割引額が大きくなります。

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■ 駐車場代

駐車場代を安くするには、今より安い駐車場を借りるしかありません。

安い駐車場を探すには以下の3つの方法があります。

  • 検索サイトで探す
  • 不動産会社に足を運ぶ
  • 自分の足で探す

[検索サイトで探す]

効率良く探したい方には、検索サイトで探すのがオススメです。

↓は月極駐車場の検索サイトで特に掲載件数の多いサイトです。

サイト名URL
日本駐車場
検索
https://p-king.jp/
カー
パーキング
https://carparking.jp/
アット
パーキング
https://www.at-parking.jp/

また、東京・名古屋・大阪など主要都市メインにはなりますが、価格で選ぶ月極駐車場探しならPMCマンスリーパーキングというサイトもあります。

安さを全面的に売りにしているサイトなので、主要都市に住んでいる方にはオススメです。

 

[不動産会社に足を運ぶ]

対面で説明を受けたり、色々相談しながら探したい方にオススメです。

また、検索サイトには掲載されていない駐車場が見つかることも。

 

[自分の足で探す]

自宅やオフィスからの距離を重視する方にオススメです。

距離感や周辺環境などを把握するには実際に見て回るのが1番です。

ただし、金額や空き状況を都度都度問い合わせる必要があり効率的とは言えないでしょう。

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■ 高速代

高速料金も以下の方法で安くすることができます。ただし、ETC搭載車が対象です。

  • 割引時間帯に利用する
  • 乗り放題プランを利用する
  • ETCマイレージサービスを利用する

 

[割引時間帯に利用する]

特定の時間帯や特定の曜日に利用すると割引を受けることができます。

割引の内容についてまとめてみました。

割引名対象の
曜日と
時間帯
割引率適用条件
平日
朝夕割引
平日
6時〜9時
17時〜20時
利用回数により
30% or 50%
ETCマイレージ
登録必須

1日1回のみ
他の割引と併用不可
深夜割引全日
0時〜4時
30%すべての車種が対象
休日割引土日祝
および

1/2〜1/3
30%普通車・軽自動車対象
東京大阪近郊など一部対象外

割引率は30%以上と高いので積極的に利用したいですね。

ETCマイレージの登録は、完全無料です。

後述しますが、ポイントも貯まるので登録しないと損ですよ。

詳細については公式ページをご覧ください。

 

[乗り放題プランを利用する]

旅行やレジャー目的なら乗り放題プランを利用するのも1つの手です

高速道路会社や時季によって内容は変わりますが、「NEXCO東日本」「NEXCO中日本」「NEXCO西日本」の全てで定額乗り放題プランを実施しています。

例えば2022年7月現在東日本高速道路が実施しているプランの1つ「北関東周遊フリーパス」は以下のような内容です。

利用期間2日間
or
3日間
※GWやお盆などの期間は利用不可
利用可能
エリア
首都圏の指定された出発エリア

北関東の指定された周遊エリア
利用回数出発エリア→往復のみ
周遊エリア→期間内無制限
価格2日間→7,500円
3日間→8,500円

当然使い方によりますが、半額以下にもなりえます。

その他のプランなど詳しい内容については各会社の専用ページをご覧ください。

NEXCO東日本ETC周遊割引[ドラ割]
NEXCO中日本速旅ドライブプラン
NEXCO西日本みち旅

また、全国の高速道路で実施している乗り放題プランの検索できる「ETC総合情報ポータルサイト」も非常に便利です。

 

[ETCマイレージサービスを利用する]

ETCマイレージサービスは、一言で表現するとポイントサービスです。

ですから支払い額に応じてポイントが溜まります。溜まったポイントは高速料金の支払いに使うことができます。

ポイントの還元はNEXCO東日本で10円に1ポイントと高還元です。

例えば、10,000円使ったら1,000円もポイントが溜まります。

登録するのにやや手間が掛かりますが、登録費用や月会費などの費用は一切掛からないなので、やらないと損ですね。

さ〜ら〜に〜(※ジャパ○ットではありません)、先程紹介した平日朝夕割の対象になります。

割引率が30%以上と、とても高いので登録しないのは本当に損ですね。

注意:僕は高速道路会社の回し者ではありません(笑)。

登録しなくても全然いいんですよ。

損するのは僕じゃないので(笑)。

実は、僕も最近知って、その時すごい損してた気分になりました。

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乗る機会が土日だけなら

サンデードライバーなど「乗る機会が休みの日だけの人」や「たまにしか乗らない人」であれば、思い切って車を手放すことも選択肢です。

そうすることで毎月数万円、年間で30万円以上掛かる費用を減らすことができます。

「そうは言っても車がないのは困る」という方もいらっしゃると思います。

そんな方は、維持費のほとんど掛からない車のサービスを検討してみてはいかがでしょうか?

維持費のほとんど掛からない車のサービスには以下のようなものがあります。

  1. カーリース
  2. サブスク
  3. カーシェア

カーリースとサブスクは毎月定額で自分の車のように利用することができて、カーシェアは使用したい時にだけ都度利用することができます。

費用の中には、今回紹介した維持費のほとんどが含まれています。

つまり、維持費コミコミで車を利用できるということです。

じゃあ、カーリースとサブスクの違いは何か?

実はほとんど一緒です。

大まかに言うと、サブスクは「サービスを一定期間利用できるシステム」でリースは「車を一定期間借りる契約」のようなものです。

サブスクの方が若干広範囲なサービスを受けることができます。

サービス内容は、会社によってまちまちなので具体的な会社で比較してみます。

格安レンタカーでお馴染みのニコニコレンタカーの運営するカーリースの「ニコノリ」と世界的自動車メーカーのトヨタの運営するサブスク「KINTO」で比較します。

両社の決定的な違いは、「任意保険」と「消耗品」がサービスに含まれているか、いないかです。

ニコノリもオプション料金を支払えば追加できる消耗品があります。

いずれのサービスもほとんどの維持費が含まれているため定期的にやってくる自動車税や車検代など大きい出費がありません。

そのため、家計管理がしやすいというメリットがあります。

しかし、車を利用するのに車両本体の購入代金に相当する毎月の月額費用が必要です。

その費用もカットしたい方には、月額費の掛からないカーシェアサービス「アースカー(earthcar)」がオススメです。

アースカーなら高速代以外の維持費は全てカットできます。もちろん、ガソリン代も無料です。

ただし、自分の車のように使いたい時すぐ利用できないことや借りられる場所が少ないことがデメリットです。

>>>(関連記事)【激安・簡単】入会金・月会費0円のカーシェア「アースカー」の体験談

各サービスごとの維持費を一覧にしてみました。

ニコノリKINTOアースカー
月額費用5,500円〜19,910円〜不要
自動車税不要不要不要
重量税不要不要不要
自賠責保険不要不要不要
任意保険必要不要不要
車検代不要不要不要
消耗品必要
(一部込み)
不要不要
ガソリン代必要必要不要
駐車場代必要必要不要
高速代必要必要必要

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

車を維持するには「税金」「保険」「整備費」「その他の費用(走行に必要な費用)」など多くのお金が掛かっていることが改めて分かりましたね。

また、維持費の中身を1つずつ見ていくと節約できるものも多くありました。

ガソリン代の高騰はもちろん、物価の上昇が著しい昨今、少しでも毎月の支出を減らすために維持費の中身をしっかり把握して節約してみてはいかが?

では、また!

>>>(関連記事)【無料でもできる】生活の質を変えずに固定費(生活費)の大幅節約・削減方法

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