アップルウォッチで何ができて、何ができないかを知りたい
アップルウォッチをつけてる人結構いるけど、そんなに便利なの?
と、思っていませんか?
僕も購入する前は、「普通の時計とたいして変わらなそうなのに、なんで高いお金払って買うんだろう?何ができて、何ができないのか?」としばらく思ってました。
当然そんな気持ちなので購入する気にはならなっかのですが、使っている人達から使ってみれば分かると言われ購入して2年が経ちました。
結論から言って大正解でした。
ライフスタイルによって個人差はあると思いますが、便利です。
僕の生活には欠かせないアイテムとなっています。
今回は2年使った僕がアップルウォッチで、できる事とできない事を最新の機種の機能を含めて解説していきます。
この記事を読めばアップルウォッチが必要か必要じゃないか白黒つけることができますよ!
アップルウォッチで、できる事
できることを1つずつ解説する前にアップルウォッチがどういったデバイスかをお伝えします。
アップルウォッチは一言で表現すると、「健康管理デバイス+一部のiPhoneの機能」です。
アップルウォッチを使うと、iPhoneにはない運動や睡眠、心拍数などの健康に大切なデータを取得できることに加え、iPhoneの一部の機能が腕に巻かれることで、スマホを取り出してロック解除をせず手間を省いて操作できるようになります。
これを踏まえて、できる事(一部)を表にしてみました。
iPhoneには できない事 | 睡眠データの取得 |
運動データの取得 | |
健康管理データの取得 | |
iPhoneカメラの遠隔操作 | |
Apple製品のロック解除 | |
iPhoneにも できる事 | Siriの活用 |
通話 | |
キャッシュレス決済 | |
リマインダー | |
アラーム | |
iPhoneを探す | |
地図アプリ | |
通知 | |
対応アプリの利用 |
アップルウォッチにできてiPhoneにはできない事
それでは、アップルウォッチにしかできない事を1つずつ詳しく見ていきましょう。
■ 睡眠データの取得
アップルウォッチを初めて使った時に1番感動したポイントです。
なぜなら、これまで良く眠れた、あまり眠れなかったを判断する基準は、自分の感覚でしかなかったものが、数値という客観的事実で可視化できるようになったからです。
睡眠の状況は、純正アプリ「ヘルスケア」にある睡眠から↓のように確認できます。
睡眠の状況は以下のデータが確認できます。
- 睡眠時刻
- 睡眠時間
- 「レム」「コア」「深い」の3つの睡眠ステージの時間
- 心拍数
僕のその日の体調に大きく影響を及ぼすのが深い睡眠の時間でした。
例えトータルの睡眠時間が短くても深い睡眠時間が一定時間を超えていれば1日快調に過ごせています。
睡眠が数値化されることで、より効率的に時間を使うことができるようになりました。
■ 運動データの取得
アップルウォッチでは、下記の3つの運動データを自動で取得してくれます。
【アクティビティエネルギー】
→1日の運動して消費したカロリー
【エクサイズ時間】
→1日のうち運動した時間(早歩き以上の運動)
【スタンド時間】
→1日のうちで1時間あたり1分以上立って体を動かした回数
その状況が一目で分かる「アクティビティリング」という↓のようなリング状のグラフで確認することができます。
赤のリングが「アクティビティエネルギー」。
緑のリングが「エクササイズ時間」。
青のリングが「スタンド時間」。
それぞれのリングが丸を描けていれば(リングが閉じていれば)、その日の目標を達成したことになります。
当然3つのリングが全て丸を描けていれば、その日はパーフェクトです。
また、運動する際に「ワークアウト」というアプリを使って運動ごとの記録をつけることもできます。
運動の種類は「ウォーキング」「ランニング」「サイクリング」など一般的なものから「ヨガ」「太極拳」「キックボクシング」など専門的なものまであります。
記録したデータは「フィットネス」というiPhoneの標準アプリで↓のように閲覧することができます。
ほぼランニングしかしていませんが(笑)。
運動のデータが可視化されることによって達成感を得られるようになり、モチベーションがアップし、運動習慣が身につきやすくなります。
かくいう僕も週に3回ジョギングと筋トレを行うようになりました。
■ 健康管理に役立つデータの取得
アップルウォッチでは、モデルによって計測できるデータは異なりますが、以下を取得することができます。
皮膚温 | 皮膚表面の温度 |
血中酸素 | 血液中の酸素の量 |
心電図 | 心臓から発生する微弱電流を波形として記録 |
心拍数 | 1分間に心臓が動く回数 |
↓は心拍数のデータ。
医療機器ではありませんが、健康管理をする上では参考になるデータです。
ゆくゆくは医療機関と連携して数値に異常が検知されたら自動で医療機関に連絡がいくようになる未来がくるかもしれませんね。
■ iPhoneカメラの遠隔操作
アップルウォッチを使えばカメラを遠隔で操作することができます。
例えば、旅行先で三脚やスタンドを使って撮影する際に離れた場所からシャッターを切ることができます。
アップルウォッチのディスプレイにiPhoneの画面が投影されるので↓のように画面を確認しながら撮影できます。
■ Apple製品のロック解除
マスクやサングラスの着用時にFace IDのロック解除の失敗でストレスを感じてる人も多いはず。
また、Macを持っていて指紋認証やパスワードの入力でストレスを感じている人もいるのではないでしょうか?
アップルウォッチを持っていれば、そんなストレスから開放されます。
iPhoneは、Face IDと同じ手順をすればロックを正確に解除することができます。
また、Macはアップルウォッチを着けている状態でスリープ解除すれば、すぐに使い始めることができます。
iPhoneにもできる事
iPhoneにできる事なら特に必要ないと思われるかもしれませんが、全くそんな事はありません。
iPhoneで同じ機能を利用する場合、iPhoneを取り出して、ロックを解除するという2つの手間が掛かりますが、その手間がなくなります。
例えば、料理をする時は、食材と調理器具を取り出すという2つの手順を踏んで料理しますが、最初から食材と調理器具が外に出ている状態です。
どちらが楽ですか?
これが1度だけなら、そこまで便利さは感じませんが、毎回です。
■ Siriの活用
お馴染みAppleの音声アシスタントのSiriがアップルウォッチでも使えます。
これがめちゃくちゃ便利です。
このためにアップルウォッチを買ってもいいほどです。
参考までに僕が良く使うコマンドの例に以下に記します。
- 明日の朝7時に起こして
- 3分経ったら教えて
- 8,980円の30%引きは?
- 近くのセブンイレブンまでナビして
- iPhoneを鳴らして
- まっすぐ行って2つ目の信号を右に曲がるを英語で言うと?
あくまでもよく使うコマンドの1例であって、この他にも色々なシーンで活躍してくれます。
本当の秘書のようです。
しかも、正確無比で絶対抜け漏れはありません。
Siriを呼び出すのも簡単で以下の3つです。
2. 手首を上げて話掛ける
3. 「Hey,Siri」と呼びかける
■ 通話
アップルウォッチのスピーカーを使って通話が可能です。
「アップルウォッチで通話なんかしない」と思われる方も多いと思います。
もちろん、僕も何分も話をする時はiPhoneを使います。
では、どんな時に有効か?
それは、手が塞がっている時やiPhoneを取り出すのが困難な時です。
具体的には、両手で荷物を持っていたり、子供を抱っこしている時など手の自由が効かない時です。
着信時にアゴや手の甲などを使ってタップすれば、そのまま通話することができます。
■ キャッシュレス決済
バッグやポケットからいちいちiPhoneを出さずにスマートに決済することができます。
初めて見る人には「すご〜い」って驚かれます。
要するにドヤれます(笑)。
現状利用できるのが以下の決済です。
・SUICA
・PASMO
・PayPay
・au PAY
・QUICPay
・iD
・Visaタッチ
僕は、ほぼキャッスレス決済なので1週間1度も財布を見ないことが珍しくなくなってきています。
財布を紛失したり、持ち歩く手間が省けて本当に快適です。
■ リマインダー
iPhoneでも利用可能ですが、決定的に違うところは「登録が楽」であること「絶対に気づける」ことです。
ですから、仕事でもプライベートでも忘れたくない事は絶対に抜け漏れを起こすことがありません。
具体例を使って説明します。
例えば、次の日の朝の8時に不燃ゴミの出し忘れを防ぎたい場合。
僕 「Hey! Siri!明日の8時にリマインダー登録」
Siri「何をリマインドしますか?」
僕 「不燃ゴミ」
Siri「完了しました」
これで完了です。
前述しましたが、Siriを呼び出す際はHey! Siriと叫ばなくても、「デジタルクラウンというダイアルの長押し」や「 手首を上げて話掛ける」ことでも可能です。
これで翌朝の8時に腕がブルっと震えて、画面には「不燃ゴミ」と表示されます。
同時にiPhoneにも表示されるので抜け漏れすることはありません。
■ アラーム
こちらもiPhoneでも利用可能ですが、異なる点は「他者に迷惑を掛けずに嫌な気持ちがほとんどなく起きられる」ことです。
先程のリマインダー同様、簡単にSiriで登録できて、腕がブルっと震えて教えてくれます。
そのため、けたたましいアラーム音で起きた時のあの嫌な気持ちにならずに済みます※個人差あり(笑)。
また、音が鳴らないため周囲に迷惑を掛ける心配ありません。
ですから、同室で寝ている家族を起こしてしまう心配や電車での周囲の人たちにも迷惑を掛けてしまうことはありません。
■ iPhoneを探す
iPhoneでもこの機能は利用できますが、自分のiPhoneを探すのは当然手元にないので使えません。
アップウォッチを使って自分のiPhoneを探す場合は以下の方法があります。
・「探す」アプリを使う
・Siriに「iPhoneを鳴らして」と頼む
・コントロールセンターから「探す」のマークをタップ
ただし、いずれもアップルウォッチがインターネットに繋がっている状態でなければ使用できないため、「Wi-Fiモデル」の場合iPhoneが近くにある場合にのみ有効になります。
いきなりWi-Fiモデルと出てきても「なんのこっちゃ?」となる人が多いと思うので簡単に説明すると、アップルウォッチにはインターネットに自立して接続できる「セルラーモデル」とiPhone経由でインターネットに接続する「Wi-Fiモデル」の2つがあります。
詳細については後述する「アップルウォッチの種類」の項目をご覧ください。
■ 地図アプリ
これも当然iPhoneでも利用することができますが、異なる点は手が塞がっている時でも利用できるところです。
具体的には徒歩で荷物を持っているときや自転車に乗っている時に利用できることです。
特に外回りの営業の方だと雨の日バックと傘を持って歩くことが多いと思いますが、その際は絶大な効果を発揮するでしょう。
また、自転車で手をハンドルに置いたまま地図を見られるのは安全で便利です。
地図も想像以上に見やすく、曲がるところになると腕がブルっと震えるので、画面をそこまで見る必要がありません。
↓は実際のナビ中の画面です。
■ 通知
iPhoneでも通知は当然見ることができますが、いちいちiPhoneを取り出す手間がないので圧倒的に楽です。
特に緊急性の高い通知を早く確実に知ることができるのは便利です。
例えば、電話の着信時に移動中で気づかないことが多いと思いますが、ここでも腕がブルって震えてくれるので確実に気づけます。そのため電話の着信を見逃しません。
また、緊急性の高いニュースなどもすぐに知ることができます。
■ 対応アプリの利用
アップルウォッチで利用できるアプリは色々あります。
まずiPhoneの純正アプリでは以下のアプリ(一部)が利用可能です。
- App Store
- カレンダー
- 電卓
- リマンイダー
- マップ
- ミュージック
- メール
- メッセージ
- 写真
- 天気
また、一部社外アプリも利用可能です。
僕のインストールしている中から一般的なものを紹介します。
- Google Maps
- Amazon Music
- LINE(ほぼ閲覧のみ)
- 日経電子版
- yahoo乗換案内
アップルウォッチで、できない事
続いてアップルウォッチでできない事について紹介していきます。
できないことは以下になります。
- WEBページの閲覧
- 動画の閲覧
- 未対応アプリの利用
- 文字入力(音声入力可)
①〜④とも共通している事は、視認性が悪くわざわざアップルウォッチで利用する価値がないということではないでしょうか。
WEBのページも動画閲覧も小さい画面で閲覧する位なら最初から大きいiPhoneで見た方が快適です。
アップルウォッチ未対応のアプリに関しては未対応なので当然使えません。
対応しない理由は、開発するコストや手間など様々あると思いますが、一言で言ってしまえば対応させても利用頻度の向上が見込めないのだと思います。つまり利便性が向上せず、アップルウォッチで使う必要がないのだと思います。
また、全てのアプリで手動での文字入力ができません。LINEもメッセージの閲覧は可能ですが、手動での文字入力はできません。その代わり音声入力や予め用意した定型文「ありがとう」「これから帰る」などを送ることは可能です。想像してみてください。
キーボードの領域と入力画面の2つがアップルウォッチの文字盤に収めようとしたら、虫眼鏡レベルで小さくなりそうなので現実的ではないですね。
アップルウォッチの種類
アップルウォッチの種類
アップルウォッチは大前提としてiPhoneユーザーだけが利用できます。
また、大きく分けて「GPSモデル」と「セルラーモデル」の2つの種類があります。
特徴は以下の通りです。
「GPSモデル」
- データ通信や電話をする時はiPhoneが近くに必要
- 通信契約が必要ないため無料
- Suica以外の決済はiPhoneが近くに必要
- 運動データや健康管理データは独立して記録可能
- iPhoneとペアリング中は多くのアプリが利用可能
「セルラーモデル」
- iPhoneから独立してインターネット接続できる
- 通信契約が必要で月々385円〜
- データ通信と電話を独立して利用可能
- 全ての決済が単独で使用可能
イメージでは、
「セルラーモデル」=「GPSモデル」+iPhone
です。
また、この2つの種類をベースに2023年5月現在「シリーズ8」「SE2」「Ultra」の3種類のモデルが存在します。
スタンダードな8
最もベーシックなモデル。7からは体温測定が可能な「皮膚温センサー」が搭載された点が大きな違い。
コスパ重視のSE
8の機能が1部非搭載ですが、お手頃価格で機能充分。
最高スペックのUltra
3つのモデルをそれぞれを簡潔に表現するなら、
「8」は、アップルウォッチの今。
「SE」は、コスパ重視。
「Ultra」は、よりアクティブに。
です。
また、iPhoneで例えるなら
「8」は「iPhone14」。
「SE2」は「iPhone SE2」。
「Ultra」は「iPhone14 Pro 」。
各機種の主な機能を一覧にしてみました。
8 | SE 2 | Ultra | |
価格 | (GPS) 59,800円〜 (セルラー) 74,800円〜 | (GPS) 37,800円〜 (セルラー) 45,800円〜 | (GPS) 取扱いなし (セルラー) 124,800円〜 |
サイズ | 41mm 45mm | 40mm 44mm | 49mm |
防水性能 | 50m | 50m | 100m |
皮膚温 センサー | ○ | × | ○ |
血中酸素 測定 | ○ | × | ○ |
心電図 測定 | ○ | × | ○ |
心拍数 測定 | ○ | ○ | ○ |
水深計 | × | × | ○ |
バッテリー持ち | 18時間 | 18時間 | 36時間 |
サイレン | × | × | ○ |
転倒検出 | ○ | ○ | ○ |
画面の 常時表示 | ○ | × | ○ |
どのモデルを選べばいいの?
僕の主観にはなりますが、各モデルは以下のような方にオススメです。
ちなみに僕は初代SEを使っていますが、満足しています。
SEでも健康管理データの収集以外は、ほとんどの機能が使えます。
参考にしていただけると幸いです。
どこで買うのがいいの?
結論から先に言うとAmazonです。
理由は以下の5つです。
- Appleの正規代理店
- ポイントが1,000ポイント以上ついて公式より安い
- 配送が早く配送料も無料
- (会員なら)個人情報の入力の手間がない
- 不具合があった時の対応が早くて便利
当然僕もAmazonで購入しています。
ただし、通信契約が必要な方は「ドコモ」「au」「ソフトバンク」「楽天モバイル」などの通信業者での購入するのが良いでしょう。
まとめ
最後に簡単にまとめたいと思います。
アップルウォッチは「健康管理デバイス+一部のiPhone機能」を有する製品です。
iPhoneにできる事は以下の通りです。
iPhoneには できない事 | 睡眠データの取得 |
運動データの取得 | |
健康管理データの取得 | |
iPhoneカメラの遠隔操作 | |
Apple製品のロック解除 | |
iPhoneにも できる事 | Siriの活用 |
通話 | |
キャッシュレス決済 | |
リマインダー | |
アラーム | |
iPhoneを探す | |
地図アプリ | |
通知 | |
対応アプリの利用 |
一方、アップルウォッチにできない事は以下の通りです。
- WEBページの閲覧
- 動画の閲覧
- 未対応アプリの利用
- 文字入力(音声入力可)
アップルウォッチは「GPSモデル」と「セルラーモデル」の2種類があり、それぞれiPhoneとの連携度が異なります。
「セルラーモデル」はiPhoneから独立して通信が可能で、データ通信や電話などを単独で利用できます。
一方、「GPSモデル」は一部の機能においてiPhoneが近くに必要です。
2023年5月現在のアップルウォッチのモデルは「シリーズ8」「SE2」「Ultra」の3種類が存在し、それぞれの特性と価格帯に応じて選択できます。
「シリーズ8」は標準モデル、「SE2」はコストパフォーマンスを重視したモデル、「Ultra」は最高スペックのモデルです。
購入はAmazonがオススメです。
その理由は正規代理店であること、ポイント利用での価格優位性、配送の早さと無料性、個人情報入力の手間なし、不具合時の対応の迅速性などです。
ただし、通信契約が必要な方は通信業者で購入しましょう。
正直なくても困るものではありません。
ただし、アップルウォッチがあればより健康的で効率的な生活を送ることができます。
少なとも僕はそう感じています。